これから愛知県で家を建てようと考えている方へ
はじめまして、施工部・新人の山下です。

これから愛知県でお家を建てようと考えている方へ、必ず考えておいて頂きたい事があります。
ずばり地震対策です!
何年~十何年のペースで大きい地震がきているなか、愛知県では南海トラフ地震という大きな地震が近いうちにくるのではないかという懸念があります。

家を建てる前だからこそ考えておいたほうが良いことをご説明します。

分かりやすい基準 耐震等級

耐震等級とは建築の耐震強度の基準の一つです。
耐震等級は1、2、3、まであり、耐震等級3が最高等級になります。

建築基準法の耐震基準を満たしたら、耐震等級1
1.25倍の強度が 耐震等級2
1.5倍の強度なら 耐震等級3

となります。

等級1で「数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しない」という基準なので、等級3ともなればかなりの耐震強度があると言えます。

建築基準法って?

建築基準法とは、名前の通り、建築物を建てる時に基準となる法律です。地域によって、用途が定められ、合わせた設計の基本ルールがあります。省エネや耐震の基準も設けられています。耐震に関しては、大地震が起きるたびに改定がされています。

地震と建築基準法

1891年 濃尾地震(M8.0)
1923年 関東大震災(M7.9)
1946年 南海地震(M8.0)
1948年 福井地震(M7.1)
1950年 (昭和25年)建築基準法制定
1963年 (昭和38年)建築基準法改正
1964年 新潟地震(M7.5)
1968年 十勝沖地震(M7.9)
1971年 (昭和46年)建築基準法改正
1978年 宮城県沖地震(M7.4)
1981年 (昭和56年)建築基準法大改訂
1995年 阪神・淡路大震災(M7.3)
2000年 (平成12年)建築基準法改正
2003年 (平成15年)宮城県北部連続地震(M7.1)
2004年 (平成16年)新潟県中越地震(M6.8)
2011年 (平成23年)東日本大地震(M9.0)
2015年 (平成28年)熊本地震(M7.3)

いかがでしょうか?大きな地震が起きると、検証され、改定されている事が分かります。

建築基準法の大改訂

1981年(昭和56年)、大改訂と言われる程、大きな改定となりました。簡単に言うと、地震の揺れを受け取る、「耐力壁の量(筋違などの量も)」の基準が設けられるようになりました。耐震基準とも大きく関わる点です。リフォームの際など、昭和56年以前なのか、以後なのかで耐震強度が大きく変わりますので、耐震補強工事をお考えの方は、ご参考までに。

2000年(平成12年)、金物の量や設置場所に基準が設けられるようになりました。

住宅メーカーにより木造・鉄骨など工法も違います。どの住宅メーカーで建てるか決まっていない時は、1つの基準として耐震等級注目してみるのも良いかもしれません。

地震対策で考える土地選び

お家を建てる際、土地を探すところから始める方が多くいらっしゃるかと思います。土地を探すときにはご予算、広さ、住みたい地域、治安、等々考えることがたくさんあります。この時、考えておいた方が良いことが「災害がもし起きてしまったら」です。

津波・水害

地震が起きると津波の有り無しがTVに出るようになりました。海だけではなく、堤防の決壊など水害が大きく取り上げられる事が多くなりました。台風や集中豪雨などといった自然災害が続いている事もありますが、気にせずにはいられません。

津波警戒区域について愛知県のHPに掲載されています。

参考;https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kasen/tsunamisaigai.html

だからといって、海や川の近くがいけない訳ではなく、知ったうえで対策しておく事をおすすめしたいと思います。

土砂災害

山や斜面が近くのある土地は注意が必要です。
地震の後の雨で土が流れてしまう映像をTVで見かけます。愛知県内では、ガケ条例といって、2m以上の高低差がある場合、工事方法の基準等が設けられています。安全も守る為の工事になるので、安価では出来ないケースもあります。高低差のある土地等は、建築会社さんへ相談してから購入してくださいね。

地盤

どんなに丈夫な建物に住んでいてもしっかりした地盤でなければ安全性は下がってしまいます。液状化といって、地面から水が噴き出るような状態になるケースもありました。色々な対策も打ち出されましたが、地面の中は見えませんので、100%安全という事ではないと思います。また、地盤の状態によって、地震の揺れを大きく左右します。

住所で検索できるサイトです。参考までに。

ジャパンホームシールド;https://supportmap.jp/#13/35.6939/139.7918

適切な地盤改良工事を行って、建築する必要がありますね。

市町村の情報

市町村のホームページを見れば、災害時の避難所や被災時にはどのように動けばよいか、どの地域にどれだけの被害がでるかの予想など災害時に役立つ様々な情報が載っています。
土地を購入する際にはその市町村の防災情報を一度調べて頂くことをおすすめします。

防災を意識したお家づくり

防災を意識してお家を建てる時、あったらいいなと思うものをご紹介させて頂きます。

土間収納

「土間収納」とは、玄関の土間に靴を履いたまま使える収納スペースのことです。
基本的には外で使うスポーツ・アウトドア用品やベビーカー、雨具や長靴などを収納するのが一般的です。お住まいを計画される際、ご要望される方も多いのではないでしょうか。
この日常でも大活躍する「土間収納」、1番のメリットはこの便利なスペースに防災グッズを置いておけることです。

必ず、靴を履いて避難所へ向かいます。いざ、という時には、忘れずに持ち出す事が出来ます。

床下収納

水や非常食などを保管しておくのに便利な場所になります。普段開け閉めする所ではないので、生活の邪魔になりません。ただ、賞味期限のある物もありますので、定期的にチェック・整理をされる事をおすすめ致します。

最後に・・・

愛知県で家を建てる方は、地震の事を考えない方はいらっしゃらないと思います。

今回ご説明した耐震等級は、家作りの基本です。ちなみに当社は、全棟耐震等級3でお住まいを建てています。

また、施工部新人ですが、
「施工図通りに工事されるという事」
もとても重要に感じています。

当社、桧家住宅は、2015年(平成28年)熊本大震災で半壊・倒壊がゼロでした。これからお住まいを建てられる方の参考になれば、嬉しいです。