一生に一度の大きな買い物である、マイホーム計画。
みなさん、「失敗したくない!」と思うでしょう。
ですが、ほとんどの方にとって初めての経験であるマイホームの購入は、知識もない中スタートするだけに、落とし穴がいっぱい。

お家づくりという、せっかくの素敵なライフイベントが、誰にとっても「建ててよかった」と思えるものであって欲しい。そしてもちろん、家族の絆を深め、人生を豊かにするものであるように。
そんな想いを込めて、桧家住宅名古屋 菱川が、失敗しないマイホーム計画10のステップをお伝えします。

今回は前編の5つをご紹介!

1.マイホームを持つ理由は?目的を整理する

マイホームと一口に言っても、中古住宅・マンション・建売など色々とありますが、あくまでも今日は「注文住宅」を失敗しないために、必ず知っていていただきたい「順序」と「ポイント」をお伝えします。

どなたにも、マイホームを持とうと思った時、必ず「理由」があるはずです。
何故、注文住宅を欲しいと思っているのか?その目的によって、家づくりそのものが変わります。
まず行っていただきたい事は、ご家族の「理由」を明確にしていただく事です。

最もお聞きする理由としては「家賃がもったいないから」

他にも例えば、

「今住んでいる家では、子供の成長と共に部屋数が足りなくなるから
「古い建物に住んでいるので、地震・災害が心配だから
「いつかは家が必要なので、子供が小学校に入る前にマイホームを建てようと考えている

ご家庭のご事情によって様々だと思いますので、まずはここが何なのか、ご夫婦で話し合って頂きたいのです。
お家づくりにおいては、多くの選択を行っていただく事になります。形のない部分だからこそ曖昧になりがちですが、目的を明確にする事は、ぶれないお家づくりを行っていただくための、重要な最初のステップです。

2.マイホームを買う「お金」について考える

理由が決まって、いよいよマイホームを持つための具体的な活動に入る時に、やはり一番考えないといけない事は、お金の事です。
マイホームの購入資金の考え方はとてもシンプルで、

①いくら借りられるのか
②いくら返していけるのか

この2つに沿って、決めましょう。

①いくら借りられるのか

まず、「自分たちはいくら銀行から、住宅ローンでお金を借りられるのか」を確認する事が大切です。
お近くの銀行の、住宅ローン窓口・住宅ローンセンターなどでは、簡単な相談をすると、大体の予算を教えてもらう事ができます。

銀行カウンターの中に、そういったコーナーがあると思いますので、債務者となる方の年齢・職業・年収を伝えると、ある程度の金額を教えていただけます。
ただし、これはとても不正確なもので、実際にお金を借りる時には、過去のローン履歴や支払いの滞りなど、様々な審査が必要です。
借りられる金額を正確に把握するために「住宅ローン事前審査」を受けます。
これは、口頭で聞くだけの相談窓口とは違い、過去2年分の所得証明などといった書類を提出して、正式な審査を受けるものです。
7日から10日後くらいにお知らせが来て、自分が借りられる額を把握する事ができます。
この事前審査の額が、およそ9割の方が後の本審査で借りられる金額です。

とにかく、マイホームのイメージを膨らませるその前に、資金の上限額を知る事が大切です。

②いくら返していけるのか

続いて、上限額とは別に、自分たちの返済能力額、つまり「月々いくら返すのか」を決めます。
ご家族ごとに毎月必要な額は変わります。自分達の生活を考えた上で、月々いくら返せるのか把握しましょう。

例えば現在9万円の家賃を払っているから、頑張って10万円返せるとお考えの場合でも、それを将来にわたって返せるのか、という所まで考えてみてください。
子供の学費・車の買い替え・保険など、先々にどんなお金が必要になるか、具体的にイメージが出来ているという方は、案外少ないのではないでしょうか。

それを明確にするために、いわゆるファイナンシャルプランナーさんに、FP診断というものを行っていただく方法もあります。

今はお子様が赤ちゃんで、そこまで大きなお金がかかるわけでなくても、10年後、中学生になった時、大学に上がる時、どのくらいのお金が必要になるのか。
FP診断を受ける事である程度明確になると思います。
給与の伸び率も確認しながら、想定しているローンは、毎月払っていく事が出来るのかどうか。数字から鑑みて、自分たちの「返済能力額」を把握します。

銀行からは4,000万円借りられると言われても、自分たちが実際に借りるのは3,500万円にしようというように、借りられる額と返せる額、両面を把握した上で初めて「いくら借りるか?」を決定します。

もちろん他にも細かな要素はありますが、この2点が大まかな「マイホーム購入資金」の決定ポイントです。

3.30年後、マイホームをどうするのか考える

購入資金が大体見えてきたら、いよいよ具体的に、お金の計画から家そのものの計画に入ります。
私が住宅屋としてこだわっているのは、このマイホームを30年後どうする予定なのか?という事を、お客様と一緒に考える事です。

30年というのは、 1つの家族の、平均的な1世代の1サイクルです。

分かりやすく言うと、30歳で子供を産んだら、自分たちが60歳の時、子供は30歳で、家庭を持っているというイメージです。

30年後、この家に子供と共に住むのか。
子供は巣立つ前提で、自分達だけで住んでいるのか。
売ってしまって、マンション生活に移るのか。
高齢者となる両親と同居するのか。

ご家族によって、色んな考え方があります。当然ながら、これによって持とうとする家の大きさやこだわりは変わると思います。
30年先、計画したその通りにならなかったとしても、ある程度、自分たちの考え方として想定しておく事は、家づくりの大切なポイントになります。
両親のために、一階に和室をつくっておこうとか、子供は出ていくので、子供部屋は4畳半でいいとか、場合によっては、8畳を2つに仕切れればそれでいいとか。
考え方によって、間取りや大きさは変わります。
だからこそ、30年後の家族の姿、この家をどうしていくのか考える事を、具体的な家づくりのスタートとしていただけたらと思います。
もちろん人生ですから、全てが計画通りになるとは限りません。しかし、あらゆる可能性を想定した家づくりをしておくと、人生の節目を迎える度に、間違いなく対応はしやすいでしょう。
何より、この話し合いは夫婦や家族の結束を強くします。是非、一度ご夫婦でお話し頂き、マイホームの将来像も踏まえた上で、お家づくりをスタートさせてみて下さい。

4.必要な大きさ、具体的に何LDKなのかを考える

次に、具体的な部屋数を検討しましょう。
例えば、ご夫婦とお子様2人の4人家族の場合、最低必要な部屋数としては、3LDKをご提案しています。
夫婦の寝室に、子供部屋2室。これに、例えば仕事部屋を設けたり、夫婦の個室を別にしたりする場合には4LDKとなります。
部屋数が決まると、あとはトイレや洗面、お風呂、そしてクローゼット。こういったものが必要となりますが、必要な設備は、ほとんどの場合決まっていますので
部屋数さえ決まれば、おおよその延べ床面積や坪数が決まってきます。

たとえば3LDKの場合ですと、延べ床面積28坪くらいから建てる事ができます。
すると、4人家族で3LDKと決めた場合、28坪で十分な家が出来ると想像できます。
もちろん余裕があれば、一部屋を大きくしたり、趣味の部屋をつくったりという事も素敵だと思うのですが、まずは、最低限必要な大きさから考えましょう。 

5.好みやこだわりを絞ろう

ここまで、大きさや間取りといった、いわゆる「箱」についてのポイントをお話ししました。
お金の目処がつき、30年後どういう暮らしぶりをしているかもイメージする事ができ、必要な大きさも整理ができたら、いよいよ、それぞれの価値観に合せて、好みやこだわりを絞っていく段階です。
これは、千差万別、十人十色の世界です。
洋風の内装がいい、和風テイストの外観がいい、木をふんだんに使った家がいい。都会のマンション風な家にしたい。色合いはこうしよう。
個人の趣味や価値観の中で、マイホームのイメージを膨らませていきます。
住宅会社・ハウスメーカーは、探し始めればたくさんあり、その全てを見て歩くのは不可能です。
自分の趣味嗜好に合わせて、性能面・丈夫さ・こんなテイストが得意といった要素を見ていきます。
デザインや性能よりも、地震・災害にも耐えうる、強い家がいいとおっしゃる方もいれば、とにかく冬暖かく、夏涼しいのがいい!というご希望をお持ちの方もいます。
もちろんここに一般的な正解はありません。ご自身にとって、何が大切なお金のかけどころなのかを考えていく事で、自然に候補の会社が絞られて来るでしょう。

 

今回は「マイホーム購入 基本の10ステップ」前編をお伝えいたしました!
次回は後編を公開いたします。ぜひお家づくりの参考にしてみてくださいね!