今年の梅雨は長いですね。こんにちは。桧家住宅名古屋の菱川です。

我が家のお風呂、入り口ドアにも、わずかながら黒カビを、今年初めて発見しました。

今日は、不快なカビ・ダニを防ぎ、少しでも快適に梅雨を乗り切る方法についてお伝えさせていただきます。

お住まいの状況を踏まえながら、効率よく対策する方法のご参考になればと思いますので、是非お付き合い下さい。

 

カビ・ダニが好きな環境

 梅雨前半から後半にかけて、カビは増殖していきます。

湿度の多い梅雨は人間には不快ですが、カビ・ダニにとっては、どうやら快適な季節のようです。

繁殖が盛んになるのは、気温が30℃近く、湿度が70〜80%に上昇する頃。

まさに梅雨が、それに当たります。

ちなみに、インフルエンザやコロナを代表する様々なウィルスが元気に動き出す冬場は、気温10℃前後。湿度30%以下です。

半年あまりで、真逆の現象と向き合う私達にとって、ウィルスもカビも活発化しない、気温20℃、湿度50%前後の春と秋の快適さが、よく分かります。

 

住宅の年代別、カビ・ダニ対策

さて、住宅事情や工法は、時代により変化します。

昨今の変遷を踏まえ、カビ・ダニの対策について考えてみましょう。

40年前の住宅事情、20年前の住宅事情、そして昨今と、大きな流れの中で、まずは住環境の変化を見てみます。

約40年前の住宅

40年前の戸建て住宅(木造)は、とにかく頑丈重視。

断熱や気密類の省エネ対策は二の次でしたので、寒いけれども通気性の良い家が多く存在していました。

湿気も入ってくるものの、風通しが良く、ある意味で乾燥もしやすい、空気が澱まない家です。

極度に湿度が高くなるお風呂を除けば、カビなどは、たとえ梅雨時でも発生しにくい環境です。

一方で、40年前の建物であっても、コンクリート造のマンションなどは気密性が高く、押し入れやタンスの裏側、じゅうたんの下などが、カビ・ダニの温床になっていたかと思います。

 

約20年前の住宅

 20年ほど前に初めて「快適」「省エネ」というキーワードが注目されます。

頑丈な家だけでは、社会のニーズに対応できなくなっていったのです。

まさにこの頃から、木造戸建て住宅も省エネ化が進み、断熱性、気密性が良くなりました。

一方で、外気の流入が減る事により、室内、壁内の空気は澱みます。

加えて梅雨時は、湿気も室内に籠ります。

これがカビにつながり、少しでも清掃が行き届かないと、そのカビに埃が合わさり、ダニにとって、格好の温床になってしまいます。

鉄筋コンクリート造のマンションに関して言えば、40年前と根本的構造は大きく変わりません。

当時から、どちらかというとデザインや、お隣さんを意識した防音対策などが重視されてきました。

「快適」「省エネ」の追究という点では、もともと工法的に断熱性も気密性もが高かったわけですので、サッシのガラスが2重(ペア)化される、といった程度の変化です。

言えるのは、断熱気密は、工法によってここまで大きく左右されるという事です。

ご覧になった事がないでしょうか?

エアコンのチラシなどの商品説明で、木造なら6~8畳、鉄筋コンクリートなら8~10畳といった具合に、同じ機種でも効果に大きな違いが出ます。(ちなみに、鉄骨造の建物で使用するエアコンは、木造の表記を参考にします。)

これがまさに、工法による断熱性能の違いを表しています。

昨今の住宅

 さて、最近の住宅はといえば、断熱性、気密性はさらに高まっています。

一方、巷ではアレルギー症候群の方が増加しており、代表的な花粉症、小児ぜんそく、アトピーなどは、住宅環境による、カビ、埃が起因するとも言われています。


高性能な24時間換気。滞留せず、対流する換気配置。空気の動く間取りといった観点まで考慮する事は、家づくりにおいて大切な考え方です。

まずは、ご自宅でカビが発生する場所を想像してみてください。

例えば、良く利用するクローゼットなどは、案外扉の開け閉めで空気が入れ替わりますから、まだ安心です。

空気の動かないタンスの裏などは、カビ・ダニからみれば、とても居心地の良い場所であったりします。

 

具体的なカビ・ダニ退治法

 大きな流れで住宅の変遷を見てきましたが、カビ、ダニは今も昔も同じ。

少々大雑把な公式ですが、カビの発生要因は、次のように考えて、粗方間違いないかと思います。

高温(20~30℃)×高湿度(60%超)×空気滞留 +埃(ダニ)=カビ、ダニ量

4つのカビ・ダニの大好物を踏まえ、梅雨時の対策をまとめると、以下のようになります。

1,温度&湿度を保つ

エアコンを付けなくても、外気で過ごせる時期は、やはり窓の開放で換気出来る事が理想的です。

雨が降っていたり、外気が高温であったりすれば、迷わずエアコンです。

冷房運転も、ドライ運転も、温度上昇を抑えると共に、湿度を下げてくれる効果があります。

見える化が出来ると換気の目安となりますので、メインの部屋には、やはり温湿度計があった方が良いかと思います。

 

2,空気を動かす

エアコンの稼働だけでは、空気の滞留を防ぎ、対流させるには、少し心もとないかと思います。

その点で、扇風機、サーキュレーターの存在は効果的です。

設置・利用の際は、位置と方向を意識します。

人に風を当てるためではなく、この部屋の空気が一番動くには、どの位置から何処に向けるのが効果的か考えてみるといいでしょう。

また、カビ・ダニが発生しやすいタンスや家具の裏側は、たとえ梅雨時だけでも、壁から少し(3センチ程度)離しておくだけで、絶大な効果を発揮します。

扇風機など機械的な物だけではなく、人間が移動する事でも、空気はかき回され、動きます。

逆に言えば、開かずの部屋は要注意という事です。

ご自宅にそのような場所はないでしょうか?

どうしても空気が澱む箇所には、市販の湿気取り缶などを設置する事も、効果的な梅雨対策と言えるでしょう。

 

3,清潔を保つ

特にダニについては、繁殖に適した場所を選びます。

高温多湿である事に加え、埃のある場所も、ダニにとって最高の温床となってしまうわけです。

掃除をしながら、例えカビが繁殖していたとしても、早期に発見出来る事でアレルギーなどの被害は最小限に抑える事が出来ます。

見えない場所であっても、こまめな掃除で清潔を保つ事は、そういった観点においても意味がある事です。

 

最後に

今回は、カビ・ダニをテーマにした空気のお話をさせていただきました。

人は一日15キログラムの空気を吸うそうです。そしてその多くが、室内・特に自宅の空気です。

空気は目に見えないから、意識する事も難しいものです。

しかし、建物の寿命や、人の健康に大きく関わることだからこそ、真剣に考えるべき事でもあります。

桧家住宅では、このような快適性、そして健康をテーマに家づくりをしています。

空気を澱みなく循環させてくれる、第一種24時間 換気システム(ココチE)や、家じゅうの温度、湿度コントロールを、年中最適に保ってくれる、全館空調システム(Z空調)など。

今日のテーマを一発で解決する工夫が詰まっています。

是非、桧家住宅名古屋 名駅北・長久手展示場に、お気軽に遊びにお越しいただき、体感なさってみて下さいませ。

本日は、梅雨時期のカビ・ダニ対策についてお話しさせていただきましたが、冬の結露によるカビは、要因や対策が真逆になる部分もありますので、また次回にでもお話しさせていただきます。

カビ・ダニの大好物を出来る限り排除する対策で、梅雨時期を快適に乗り越えていただけたらと思います。