はじめに

木造住宅には、代表的な工法として「木造軸組み工法」と「木質パネル工法(2×4工法・2×6工法)」に分けられます。

一般的には、在来工法が木造住宅として大きく占めています。

在来工法というのは、昔ながらの工法であるため、将来増築や改築をしたいと思ったとき、建ててもらった会社や大工さんがいなくてもどのように増築すればいいのか・・・
例えば、この柱を抜いてしまっても構造は大丈夫かどうか判断できるという事です。

そういう意味では木造住宅は、将来の可変性が良さの一つとしてあげることが出来ます。また日本には春・夏・秋・冬の「四季」があり、暑さや寒さ、そして湿気や乾燥など1年通して気候の変動があります。その中でも『木』は山から製材され、住宅として構造部材に使用されていても無垢の木には、調湿効果があり湿度調整をしてくれることも良さの一つです。

それでは上記を含め、木造住宅のメリット・デメリットをお話しさせていただきます。

木造住宅のメリット

住宅の設計において好みのデザイン・間取りがつくりやすい。

建築材料として「木」を使用する場合、木造軸組み工法という日本古来の建築方法を用います。この工法は、柱と梁・筋交いを組み合わせて施工するものであり、比較的間取りやデザインの自由度が高い工法とされています。

設計に自由度があるので変形地や狭小地でもプランし易く、施工の面でも大型の重機が使用できない場所でも施工可能です。つまり、他の建築材料を用いた住宅よりも、融通が利くのが大きな特徴です。

将来のリフォームを検討される際にも、設計の自由度があることで間取り変更や間仕切り壁の撤去なども比較的容易なので、将来の家族構成の変化や生活スタイルの変化にも柔軟に対応できる事が「木造」のメリットとされています。

(ただし、木質パネル工法(2×4工法等)では対応は難しいです。)

建築の価格が抑えられる。

他の建築材料(鉄骨造・鉄筋コンクリート造)と比較して価格が安い。

もちろん構造材などに使用する木材の種類や寸法・産地など(すべて国産の無垢材等)によってすべての木造住宅が安いとは限りませんが、比較的材料が入手しやすいという点ではメリットです。

従来は、木材を大工さんが1本1本手刻みで加工していたのに対し、近年ではほとんどがコンピューター制御された加工機を使用して、あらかじめ工場でプレカットされて材料を現場で組み立てるだけになったので、作業効率が上がり、さらには品質のバラつきも以前ほどなくなりつつあります。

また木造住宅は建物の『重量』が他の建築材料(鉄骨造・鉄筋コンクリート造)よりも軽いため、地盤補強(地盤調査による)や基礎工事のコストも他の工法に比べ、割安になります。

その他、出口対策として将来の修繕費用や、建替えをされる際の『解体費用』などの面でも他の建築材料(鉄骨造・鉄筋コンクリート造)と比べると優位に働きます。

断熱・調湿効果が高い

みなさんご存知の通り、『木』は鉄やコンクリートに比べ、熱伝導率が低く断熱性の高い素材です。

たとえば、暑い真夏に外でウッドデッキ・コンクリート・鉄板があるとすると、どの素材の上に立ちますか?

また湿度を調整する機能もあるので、より快適な室内環境を実現しやすいというメリットがあります。梅雨や湿気の多い時期も快適に過ごすことが出来、冬は乾燥しすぎることもなく、寒い時期でも床や壁に熱を奪われることも少ないでしょう。

耐震性が高い

みなさん木造住宅は耐震性が低いとイメージされている方は多いかと思います。

やはり近年多くの震災が各地域であり、木造住宅が倒壊しており、倒壊した建物を見ると古い建物や設計・施工に問題があったのではと思われる建物がほとんどです。

現在の建築基準法にのっとり、正しく設計・施工されたものは耐震性が低いとは言えないでしょう。

問題なのは『木材』としての耐震性能ではなく、木造住宅として耐震補強を行うこと。

筋交いを増やす・壁に構造用合板(耐力壁合板)を貼る、土台や柱・柱と梁に連結金物を使用する。そして、自由度の高い木造住宅だからこそ、家のバランス・構造壁のバランスと直下率(1F・2Fの壁の乗り)を考えていく事で、耐震性が高くなります。

また木造住宅は建物の『重量』が他の建築材料(鉄骨造・鉄筋コンクリート造)よりも軽いため、この点においても重い建物ほどの大きな揺れを受ける地震に対してはメリットとなります。

しかし熊本地震においては、立て続けに大きな地震(本震・余震)があり、少なくともこれから木造住宅を建築する際には、耐震等級3(建築基準法の1.5倍の耐震性)を確保して考えられると良いと思います。

木造住宅のデメリット

防音性

木造住宅では生活音が漏れることも決して珍しくありません。小さな音でも気になる人や音楽や映画鑑賞を楽しみたい人、ペットと一緒に暮らしたい人など木造住宅や鉄骨造住宅は決して良いとは言えません。防音効果を高めたい時には、住まいづくりにおいて『気密性』に着目されると効果は高まります。

設計の自由度

メリットにおいて、住宅の設計において好みのデザイン・間取りがつくりやすい。と述べましたが、ここでいう設計の自由度とは、柱のない大空間を設計するには木造住宅では難しくなります。耐震を考え、壁(耐力壁)や柱などが必要になってきます。

家の一部を店舗や事務所にしたい方などは、鉄骨造や鉄筋コンクリート造をお勧めします。

耐久性・劣化、シロアリ等の害虫

木造住宅は耐久性が低く、またシロアリが心配とデメリットとして考えられる人が多くいると思います。確かに木造住宅の寿命は約30年と言われています。しかし30年しか持たないという事ではなく、平均して30年位で建て替えが行われているという事です。

実際には、100年以上建っている木造住宅もたくさん存在しています。日本最古の木造建築である法隆寺は、1400年と言われています。

しかし木材は水分や湿気に弱い為、風雨による劣化やシロアリ等の害虫被害も鉄骨やコンクリートに比べ受けやすいのも事実です。

木造住宅において、長く耐久性を維持し、シロアリ等の害虫における被害を抑えるには、木材の乾燥をさせる環境づくり、湿気を建物にこもらせない対策が必要です。

そして、定期的な点検とメンテナンスが長持ちさせるために特に必要になってきます。

計画的な修繕を行うことで、耐久性の低さを補う事が可能になります。

火災による防火性

木造住宅は火災に弱いと言われます。事実、火災保険の保険料も他の建築材料(鉄骨造・鉄筋コンクリート造)に比べると割高です。しかし他の建築材料でも火事で燃えないわけではありません。火災が起きた際に、建築材料における強度と時間で比較してみると、木材は燃えやすいといっても、燃え尽きるまでには時間がかかります。火事になってもすぐに倒壊してしまうことはありません。全焼してしまうような火災にあえばどんな構造の建物でも損傷してしまいます。安全に避難するまでの時間を十分に確保できる構造であれば、この点だけで、木造住宅がデメリットになることはないと思います。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。色々お話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?少しでもお役に立てれば幸いです。ここまで読んでいただいた方には、桧家住宅名古屋では木造住宅のメリットをどのよう活かし、デメリットをどのように考え対策をしているのか、気になっている方もいらっしゃるかもしれません。

桧家住宅名古屋では、木造住宅のメリット・デメリットを十分理解し、最大限みなさまにECOで快適な暮らしを提供できる為、家づくりをしております。

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